CONSTANTIN

コンスタンティン
監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、シィア・ラヴェオーフ、ティルダ・スウィントン、ピーター・ストーメア
2005年 アメリカ

何でも二つに分けて考えるのは比較的楽である。
白か黒か、
裏か表か、
全か無か。
すべからく単純化してしまえばいいのだ。

ありとあらゆる事を天秤にかけ、
どっちを取るかを決めて進んで行くゲームをするなら
このやり方が合っている。

が、往々にして
グレーだったり、
両面が同じ模様だったり、
中途半端な数値だったり、
するものである。

その時にも尚、どちらかに分類して行くのか、
曖昧な部分を「やむなし」と受け入れるのか、
それにより、ゲームが変わる。

そもそも黒だと思っていたものが、赤かったり、
裏だと思っていた面が表だったり、
計算自体が間違っていたり、
というのは日常茶飯事なのだ。
美しく切り分けられた世界に憧れはあれども、
そんな世界には住めはしない。

カトリック的世界観による天国と地獄を描くフィルムは数々あれど、
中間地点の地上をどのように描くのかはそれぞれによって異なり、
非常に単純明快なものから
複雑に見せようとして失敗しているものまで
ありとあらゆる種類が揃っている。

これは、しかし、そういったことを余り考えないで観るに適する。
しかし、ほぼフィルム中の登場人物は笑わず、シリアス。

ティルダ・スウィントン、あり得ないキャラクターと不思議な透明感で素晴らしい。ピッタリのキャスティングだった。
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by sheknows | 2006-01-06 14:16

珈琲も紅茶もお茶もお酒も好き


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