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WILLY WONKA & THE CHOCOLATE FACTORY

夢のチョコレート工場
監督:メル・スチュアート
出演:ジーン・ワイルダー、ジャック・アルバートソン
1971年 アメリカ

チョコレートとショコラの違いを
明確に説明できない。
大体英語読みとフランス語読みの違い位なものなのか、
それとも、何か定義があるのかも知れぬ。
そもそも、違いがあるのかどうかもよく分からない。
が、敢えて分けるとすれば、
ヨーロッパ風の大人な味付けでやや高級なものがショコラ。
チョコレートは賑やかなパッケージで、ハーシーズに代表されるような味。
と、一般的には考えられている、
と、我が輩は考えている。

ワンカさんの工場から搬出されるのは、
上の分類で言うと、間違いなく「チョコレート」だ。
美味しいチョコレートの香りは、
魔法のように疲れを癒す。
賑々しいパッケージを受け取って開封する時の、心のときめき!
そして、ひょっとすると、ゴールデンチケットが入っているかもしれない!
わくわく感は否が応でも高まる。
まるで、宝くじのよう。

このフィルムのウンパルンパは顔がオレンジ色。
結構強烈である。
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by sheknows | 2005-12-31 23:45

THE INTERPRITER

ザ・インタープリター
監督:シドニー・ポラック
出演:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー、ジェスパー・クリステンセン、イヴァン・アタル、アール・キャメロン、ジョージ・ハリス
2005年 アメリカ

国連を舞台に、通訳とシークレット・サービスの二人をアフリカの政情をバックグラウンドにしたフィルム。
実際の国連の建物内部がロケに使われており、リアリティを持たせ、ワイドスクリーンにこだわったシドニー・ポラック監督のフィルムメイキングを堪能出来る。

衣装の地味なニコール・キッドマン。でも美しいです。
ショーン・ペン、抑えた演技。
キャサリン・キーナーが良い。

薄味、
という評判だったのであまり期待しないでDVDを放り込んだら
結構ハードボイルド。
集中して観てしまった。
そして、うむむ、
煮物の鍋をハードボイルドに。
…焦がした。
見事に炭化した物体は、鶏肉や人参だった雰囲気をかすかに漂わせつつ暗黒の鍋の底でジージーと音を立てている。
我が輩の「ハードボイルド」って、こんなもんなのね…。うう。
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by sheknows | 2005-12-30 11:48

BENT

ベント 堕ちた饗宴
監督:ショーン・マサイアス
出演:ロテール・ブリュトー、クライヴ・オーウェン、ブライアン・ウェバー、ミック・ジャガー、イアン・マッケラン
1997年 イギリス

ナチ政権下で、同性愛者は収容所に入れられ、ピンクの三角をつけた囚人服でユダヤ人、政治犯と区別され、最も下等とされた彼らは、最も虐げられた。
ミック・ジャガーが歌うあの曲。クライヴ・オーウェンの妖しい姿。きらきらしたダンサーの身体が蠢き、花火が舞う、退廃の美ともいうべきオープニングから苛酷な状況へと移り行く流れ。収容所までの拷問の道のり。シジフォスの神話そのままの苦役。
そして、それらに耐える意味を失った時の表情。

世界中で上演されたマーディン・シャーマンの戯曲を映画化。

いつでも誰に対しても起こりえるのだ、こんな状況が。
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by sheknows | 2005-12-26 23:21 | 映画

THE GRIFTERS

グリフターズ 詐欺師たち
監督:スティーブン・フリアーズ
出演:アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・キューザック、アネット・ベニング
1990年 アメリカ

普通のセールスマンのようでいて、実は、詐欺師で小銭を稼ぐ男。
競馬のノミ屋、ボーボーの元で今日も馬券を買いに競馬場に出かける女。
色仕掛けで白を黒と言わせ、判断を狂わせる詐欺師の女。

3人の詐欺師がもつれた糸に絡まって身動き取れなくなる様を描く。

胸がすくような冒険活劇ではないし、
ラブ・サスペンスでもない。
苦い、痛い話なのだ。

ジョン・キューザックはいい役者だと思うが、何か引っかかる所があるな、と思っていたら、このフィルムを観て、分かった。
襟足だ。襟足。
アンジェリカ・ヒューストンのプラチナブロンドのスーツ姿、迫力あります。

タイトルロールがとても美しい。音楽はエルマー・バーンスタイン。
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by sheknows | 2005-12-25 10:35

Dirty Rotten Scoundrels

ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ
監督:フランク・オズ
出演:スティーブ・マーチン、マイケル・ケイン、グレン・ヘッドリー
1988年 アメリカ

お涙頂戴の話で小銭を稼ぐペテン師フレディと「金持ちしか狙わない」一流を自認するサギ師ローレンス。全く接点の無い筈の二人が、同じ列車に乗って到着したのは、コート・ダジュール。その華麗さに恐れ入り一旦はローレンスに弟子入りしたフレディ。コート・ダジュールからフレディを追い払いたいローレンスは、賭けをもちかける。負けた方が去る。メンツを賭けたゲームの幕は切って落とされた…。

マイケル・ケインが良いのである。この人のこなす役の幅の広さは素晴らしい。サギ師なのだが、どこかの王室の…と思わせる物腰は、流石なのだ。まあ、大人のゲームの楽しみ方を知っている人物を演じて浮かない。
片やスティーブ・マーチン、余裕が無くてセコいペテン師、ヨレヨレのジャケットに伸びたTシャツで。嫌味の無い馬鹿さ加減が素敵である。

「寝室ものがたり」のリメイクだそうだ。

えっと、そうですねぃ。取り敢えずはお部屋を暖かくして、ご覧下さい。
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by sheknows | 2005-12-22 01:17

阿修羅城の瞳

阿修羅城の瞳
監督:滝田洋二郎
出演:市川染五郎、宮沢りえ、樋口可南子、小日向文世、渡部篤郎、内藤剛志
2005年 日本

少し前、扇町ミュージアムスクウェアという場所があって、妖しの人々が集っていた。非日常へと入り込む、入り口の一つ。怖いもの見たさで、純真な我が輩は時折そこを訪れた。狭い桟敷席に恐怖のかけ声と共に詰め込まれ、お尻の痛さも忘れて、芝居に見入っていた。
そこで観た劇団☆新感線は荒唐無稽で大袈裟なキャラクターが登場する。激しい音楽(それは多分ヘヴィメタルというものだった)や、飛び道具のような台詞。一体この狭い小屋のどこにそんな仕掛けを、と思う程のケレン。危険なアドリブの応酬。
どれもこれもが面白く、観客としてそこにいる事自体が快楽なのである。
美しい劇場でゆったりシートで芝居を観るのも好きだが、
「芝居小屋」の雰囲気は、それだけで、ワクワクするものだ。

そんな芝居を作り続ける劇団☆新感線の舞台の映画化。

えええっと。
舞台で観たら、多分、良かったのだと思う。
少なくとも映画館で観れば、…いや、映画館で観る程でも…。

市川染五郎の仕草はさすがにきれいであった。
宮沢りえはチトこの役には迫力不足。線が細すぎる、動きがぎこちない。この手の脚本にはあまり向かない気がする。
樋口可南子はきれいなのだが、なぜか芝居が下手だといつも思う。

まあ、しかし、炬燵でみかん…じゃなくてビール片手にノンビリ観るには良いかもしれない。
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by sheknows | 2005-12-20 17:37

NEVADA SMITH

ネバダ・スミス
製作・監督:ヘンリー・ハサウェイ
出演スティーブ・マックィーン、カール・マルデン、スザンヌ・プレシェット
1966年 アメリカ

砂埃のにおい、
乾いた空気、
ギラリと差す日の光、
酒場のポーカー、
馬の毛並み、
そして、流れる血。

実在の男をモデルにした西部劇なのである。
両親を殺された復讐の為に旅から旅。
仇が刑務所に居ると知れば、
銀行強盗をして、刑務所の中まで追いかける。

ひよっこだった顔が徐々にしかし確実にヤサグレていく。
復讐をアイデンティティとしてしまい、
それ以外に選択枝が無い男。
頭の回転の良さと瞬発力で切り抜けて、
…その後は?
とても、気になるのだ。

スティーブ・マックィーン36歳にして16歳を演じる。
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by sheknows | 2005-12-17 23:39

LUNDI MATIN

月曜日に乾杯!
監督:オタール・イオセリアーニ
出演:ジャック・ビドウ、アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ、ナルダ・ブランシェ、ラズラフ・キンスキー、ダト・タリエラシュヴィリ、アドリアン・パショー
2002年 フランス・イタリア

何曜日が嫌いかって、
そりゃもう、月曜日に決まっている。
日曜日の夕暮れからだんだんと憂鬱な気分になってきて、
日が沈んでしまうのと同じに気分も沈んでいく。
なぜって、明日は月曜日、だから。

いつも同じ事の繰り返し。
自宅でゆっくり絵を描く事も出来ず、
車に乗って電車に乗ってやっとたどり着く工場で溶接工をしているヴァンサンが
ふと、工場の入り口で門に入らずフラリと旅に出てしまう。
臥せっている父親に会いに行き、
父親のすすめでヴェニスに向かうのだ。

のんびりしたフィルムと細かく計算されたカット割り。
妙にリアルな人々の表情。
味のあるキャラクターが揃う。

のんびりした日曜日に。
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by sheknows | 2005-12-11 12:57

COOL HAND LUKE

暴力脱獄
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
出演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、J.D.キャノン、デニス・ホッパー
1967年 アメリカ

規則、命令から出来るだけ遠くにいて
単なる権力を嵩にきた言いがかりには出来るだけ従わず
ねめつけられ、ねたまれても、涼しい顔で。
そう有り続けるというのは
反抗者であり
目障りな存在であり続けるということでもある。

目の前に差し出された御馳走には
慢性的に効く毒がたっぷり盛られていて
自分の魂がどこにあるのか定かではないが、
それが麻痺する事に成るのは分かっている。
食べずにい続けるのは至難の業だ。

そしてまた、自分が毒を盛る側でもある場合。

ルークのようにニヤリと笑いながら
苦しみながら
貫く痛みに耐えながら
どこまで持つか、やってみますか?

ポール・ニューマンの細くて長い足が、鎖を付けられてヒョロヒョロと走る。
泥だらけでだみ声のジョージ・ケネディはこのフィルムでアカデミー助演男優賞を受賞。
金庫破りで服役した経験のあるドン・ピアースの小説が原作である。

ゆで卵を食べながら。
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by sheknows | 2005-12-10 20:46

LE CONVOYEUR

ブルー・レクイエムc0032580_22152942.jpg
監督:ニコラ・ブークリエフ
出演:アルベール・デュポンテル、フランソワ・ベルレアン、ジャン・デュジャルダン
2003年 フランス

10月に切ったきり、伸びっぱなしでむさ苦しかったので散髪に行った。
短くなってさっぱりしたけれど、
いかんせん首元が寒い。
フードを被って歩く。

今年は暖冬だと言っていたのに、
今日は雪が降った。
長期の予測は当てにならない。

銀行員の男が現金輸送車の襲撃事件に巻き込まれ愛息を失う。男は復讐のため、襲われた現金輸送会社に職と手がかりを求める。頻繁に襲われ、来月にはアメリカの大手に吸収合併されるその現金輸送会社で出会う警備員達。彼らとの何気ないやり取りに、本心を隠し、犯人を求めて。

現金輸送は、危険な仕事である。
人の金を運んで自分の命を危険に晒す。
復讐は、タイミングが重要である。
最も適した時に実行して初めて遂行出来る。
この二つの組み合わせが、絶妙。

ジャック・ベッケルを彷彿とさせるという触れ込みに惹かれて観たこのフィルム。
青みがかった画面からは、男の冷えた存在が伝わる。

青白く寒い夜に。
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by sheknows | 2005-12-06 22:16


珈琲も紅茶もお茶も好き


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