カテゴリ:本( 15 )

正月の読み物

暇になると、
…はて?
さっきから食物摂取を連続で行っている気がするが…
わ〜、冷蔵庫のアレもコレも、
朝は目の前に山盛りになっていたみかん達も、
きれいさっぱり消えたな〜。
は〜、参った、食い過ぎた。何の自覚もなく。


斯様な事態は安易に予測されるだけに、
避けなければいけない。

そのために、小生は武器を幾つか用意している。
・映画
・アイロン待ちの物品
・ローラー台
・面白い本
・年賀状作成

時間を忘れて集中する度合いが最も低いのは
言うまでもなく「年賀状作成」。
最も高いのは「面白い本」なのである。

残念ながら、大抵届いた途端に誘惑に負け、仕事納め前に読了ってのは、よくある事だ。
今はまだ、賢く手を付けず置いてあるが、さて、いつ読んじゃうか、わかったもんじゃござんせん。

今日は湖の南から川下りラインを走って北上のジャスト100キロコース。
20分90回転のスパルタンライドと20分70回転のジャイアントライド。
サドルを送りすぎたせいか90回転が苦しい。
逆に70回転のトップギアはまだ余裕がある。
湖では向かい風4に苦しみ、あっと言う間にちぎられてしまった。
でも、ウェイトトレーニングの成果か、明らかに、出力は増加している。
…と思う。
多分。
希望。
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by sheknows | 2009-12-26 18:16 |

悪童日記

Le Grand Cahier
作:アゴタ・クリストフ
翻訳:堀 茂樹

実は様々な所で目にしていながら、
手に取るのを無意識に避けているのに、ふと、気が付く
という事は無いだろうか?

小生には長らくアゴタ・クリストフはそういう存在だった。

しかし、
往々にして忌避していたものの中に
これこそが、と思うものを見つけ出せるのと同じように
読まずにいたのが何故なのか思い出せなくなり
これは「一番大切な本」の棚に。

3部作と聞くと、それだけで荷が重い気がするかもしれないが、
読めば、逆に嬉しくなる。まだ読める、続きがある、という事が。
圧倒的で魅力に満ち、捉えられてしまう。
例えそれが、鋭くまた鈍く我が身を突き刺しても。

寒い冬の夜の読書に。
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by sheknows | 2008-12-21 00:22 |

フロスト警部

下品でベタなジョークを誰彼かまわず投げかけ、いつも同じよれよれの服、タバコの煙と灰がこぼれ落ちる。
片付けが出来ない、整理整頓された部屋には寒さを感じ、上昇志向の強い事なかれ主義の輩を毛嫌いする。つまり、上司の覚えは全くもって目出度くない。
書類仕事は大嫌い、朝の会議には決まって遅刻、メモはどこかに行方不明、頭の中は「何かあったような気がするが…忘れた」の連続で、思い込みや思い入れがミスリードする。
英国はデントン市のフロスト警部である。

彼は、犯罪から巻き起こる当事者達の想いを拾って、抱えながら、捜査する。やり切れない事件を解決する為に。

どうするんだい、この上にまた他の事件なんて、と闇鍋状態に突っ込む。
自虐的とも思えるが、このような仕事ぶり、なんだか身につまされるものが…。
どんな職業でも、仕事であれば人間のダークサイドを見るのは必定だと小生は思うが、彼は警察。将にダークサイドを見るのである。だから、冷徹とはほど遠い彼は、ナイーブではないにせよ、ひりひりと傷を作りながら。

「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」「夜のフロスト」と読んで、
次を待っているのだが、
いかんせん、音沙汰無し。
止むなく随分前に買ったペーパーバックをよっこらしょと出して来る。
「Hard FROST」。

面白い。面白いが、読み進めない。
多分邦訳が出れば、一日もかからず読んでしまうのだろうが、
延々と楽しんでいる。
これはこれで、また良い、として。

さてさて、今宵もフロスト警部と共に。
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by sheknows | 2008-02-17 00:07 |

冷血

IN COLD BLOOD
著:トルーマン・カポーティ
訳:佐々田雅子
新潮文庫

手に取ったものの、読み切れずに放ってある本。
改めて、夏休みの課題図書のような気分で手に取った。

改めて、読み始め
しかし、読み進めない。
一向に捗らない。
我が輩は読むのは早い方なのだが、
2ページ程度で萎えてしまう。
詰らない、のではない。
読めない、気力が持たない。
あまりにギッシリした感じ。
疲れ果てた。

読み終わった後の気分も今ひとつ優れない。
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by sheknows | 2006-09-05 22:32 |

The professor and the madman

博士と狂人
世界最高の辞書OEDの誕生秘話
著者:サイモン・ウィンチェスター
翻訳:鈴木主税

辞書というのは
下手な小説より余程、面白い読み物だ。
「ありゃりゃ、そんな言葉あったんですか。うむう…」
などと、若干独り言が増えるが
読み応えたっぷりだ。
そして、例え読み終えたとしても
読了感が全くないという珍しい存在でもある。

国語、漢和、英和、和英、英英、西和、古語、シソーラス、ことわざ、俗語など。
何でもいい、ちょっと手に取ってご覧なされ。
案外、新鮮で、笑えるし、含蓄はあるし、目から鱗は落ちるから。

で、この本は英語に関する最大の権威、オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリーが出来上がる際のお話。

夏の夜、辞書好きのあなたに。
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by sheknows | 2006-07-29 21:57 |

英語クリーシェ辞典

英語クリーシェ辞典 もんきりがた表現集
著:ベティ・カークパトリック
監訳:柴田元幸

「You are forbidden fruit」
と、言われた事がある。
「貴殿は禁じられた果物である」
…?
何のこっちゃ?

次の会話に繋がらない。

言うまでもなく、
forbidden fruitとは
エデンの園からアダムとイヴが追放される原因となった「禁じられた実」の事である。
そこから「現在では、禁じられた楽しみ全般を指す」と、この本には書いてある。

という事は、

…どういう意味だったのだろう?!


お〜、
しまった〜!!


そういう事にならないように、
日夜知識の収拾に励む人に、
もしくは「もんきりがた」が好きな人に。

辞書として、というよりも、「nudge,nudge」 までもを載せている著者・訳の柔軟な姿勢を楽しみ、言葉を楽しむ読み物として。

イングリッシュブレックファストにミルクをたっぷり入れて。
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by sheknows | 2006-03-10 11:38 |

はい、こちら国立天文台

はい、こちら国立天文台
星空の電話相談室

著者:長沢工

我が輩は文系である。
数学の美意識
化学の興奮
物理の深淵
そういったものから隔絶されている。
しかし、だからこそ、理系への憧れを強く持っていた。
今も持っている。

天文学と来たら、尚更だ。
カシオペア座とオリオン座、蠍座は今でもすぐに分かるが、双子座や乙女座、アンドロメダ大星雲までもを判別出来ていた頃と比べると見える星の数も減った。
星空を見上げる事も減った。

天文台に電話相談の窓口がある事をこの本で初めて知ったが、
掛かって来る電話に応対しながら考えた事が、この本には書いてある。
科学的な思考をする人との対話を楽しむ感じで読める。

また、真面目に努力する人を嘲笑うような風潮や、
自分でものを考えない風潮を、
心の底から心配している筆者に、我が輩はとても好感を持った。

星空を見上げながら、傍らには暖かい珈琲を。
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by sheknows | 2006-03-04 20:42 |

Moon Palace

ムーン・パレス
著:ポール・オースター
訳:柴田元幸

一旦停止、というのは、停止線の前でピタリと止まって3秒経過しなくてはいけないそうだ。オートバイの場合は足を地面に付かなくてはならないらしい。
3秒、意外と長いのだ。
1秒じゃあ駄目なんだそうだ。

ええ、そうですとも。
…反則切符を切られました。
お金をドブに捨てるというのは、こういう事なのである。

我が輩は嫌な事があると比較的直ぐに投げやりになる。
目の前でガンガン「一旦停止」せずに走り去る車を見ながら、
パトカーの中で警官の話を聞いている時、
心の扉が
「ひゅー、パタン、パタン、パタン」
と音を立てて閉じて行った。
どうでもいいや、も〜う、どうにもなりはしない〜ぃ、ららら〜。
と、適当に歌える程度に、投げやりな気分を味わった。

主人公は、確か反則切符は切られていなかったが、
投げやりな気分を持続させる事に意固地になっていて
助けの手を迂回する事を選ぶひねくれ具合も念の入った男である。
自分のひ弱な自尊心から出て行けないではみ出して行くその男が
盲目で、車椅子の生活を送る老人の介護を仕事として行い、
とてつもない巨漢の大学教授と知り合い、
失う事により得られるものがある、と知るお話。

と、書くと、何の興味も湧いて来ないかもしれないが、
これは結構いい本である。
ユーモラスでもあり、
辛辣でもある。
そして、静かだ。

グリューワインでも飲みながら…。
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by sheknows | 2006-01-04 21:46 |

A man jumps out of an airplane

一人の男が飛行機から飛び降りる
著者:バリー・ユアグロー
訳者:柴田元幸

めったやたらと暑い昼下がり、何もする気にならない。
ここには休むべき木陰はなく、
ココヤシもガジュマルもありはしない。
涼しげなブルーの飲み物もなく、
もちろん寝そべるベンチのあるプールがある訳でもない。
そして、忌々しい事に、
バトラーやポーターは居らず、
重い荷物や面倒な事を片付けるのは我が輩だ。
全身を黄金色にまんべんなく日に焼くかわりに
手の先や鼻の頭だけがやけに色濃くなっている。

どうやら熱が出て来たようだ。
ぼ〜っとする。

そんな状態で、この本を読む。
ぼ〜っとしながら。
トリップである。
気分が悪くなるのと、ニヤニヤ笑うのと、
丁度ギリギリの境の細い塀の上を
フラフラ歩き続ける手のトリップ。

ここに登場する「父と母」との会話を読むと
すでに我が輩には馴染みの感覚であるのが分かる。
しかし、どこで「馴染んだ」のか、
それがさっぱり思い出せないのだ…。
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by sheknows | 2005-08-08 22:19 |

ぶらんこ乗り

ぶらんこ乗り
いしいしんじ

毎日イガイガして帰って来る。
塩辛くて複雑で良くない臭いの話しを山のように聴く。
そして塩辛くて複雑な話しを簡単そうに話す。臭いは隠して。
イガイガを取るのが面倒で四六時中イガイガしていると段々普通にイガイガした人になって来る。

「泣ける!!」というような事をうたって売り出すやり方に違和感を感じる。
それを読んだり観たり聴いたりする人々は、「泣きたい」のだろうが、それにも違和感を感じる。
泣いて、自分に涙がまだ残っている事を確認したいのか?
泣けば得られるカタルシス?
みんなと同じモノで「泣ける」事で安心したいのか?
泣く自分を、もしくは泣かない自分を信じていないのだろうか?

「さあ、ここが泣く所ですよ、泣いていいんですよ」
と、言われるのが好きな人には
この本は薦めたくないのだ、
済まないが。
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by sheknows | 2005-07-16 14:08 |


珈琲も紅茶もお茶も好き


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