縫い物

裁縫は大嫌いだ。
やむを得ずボタン付けをする羽目になった時など忌々しくて仕方ない。
苦労して付けても、下手なのでまたすぐにはずれてしまう。
尚更忌々しい。

洋服は好きだが、こんな事では多少の修理も出来ない。
ほつれても直せない。裾上げなんてもってのほか、とプロに頼んでしまう。
本当はボタン付けも頼みたい位なのだ。

雑巾を縫ったり、袋物を作ったり、はたまた自分の洋服を作ったり、帽子を作ったり出来る人が世の中には結構いる。こまごまとしたモノや大作を仕上げて嬉々としている人たちが羨ましい時もある。自分の欲しい物を自分で作れるというのは素晴らしい事だ。こんなモノが欲しいとイメージした形を具現化出来る技を持っているというのは凄い事なんである。

現在高齢者と呼ばれる世代の女性は、当たり前のようにそういう技術を持っている。彼女達は当たり前だと思っているが、こちらから見れば、恐るべき技術集団である。和服なんて仕立てられるか、手縫いで!?そういう人たちが、痴呆(あ〜、最近は認知症と呼ぶらしいな…)になって、トイレの場所が分からなくなったり、自分の娘を判別出来なくなったり、息子を夫と間違えたりしても、手を動かすと、あら不思議、スイスイ縫い物が出来上がる。長年携わった技術は、仲々衰えないのを目の当たりにする。

さて、一体自分が70歳、80歳になった時に、痴呆になった時でも、何気なく繰り出せる身に付いた技術はあるのだろうか?
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by sheknows | 2005-02-09 23:36 | ロードレース

珈琲も紅茶もお茶もお酒も好き


by sheknows