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FLIGHTPLAN

フライトプラン
監督:ロべルト・シュヴェンケ
出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン、エリカ・クリステンセン、ケイト・ビーハン
2005年 アメリカ

一年に数える程、
いや、数えなくても良い程しか乗らないせいか、
我が輩は飛行機に乗る事に、まだ、少しワクワクする。
空港の雰囲気も、非日常へと導く。
何と言ったらいいのか、妙に清々しいのだ。

しかし、飛行機に乗るのが好きだ、というような暢気な事を言っていられるのは、あまり怖い目にも嫌な目にも有った事がないからかもしれない。
せいぜいが、「ドイツ人バレーボール選手団に周囲を囲まれ、息苦しい」「農協の団体旅行に周囲を取り囲まれ、騒々しいのと何かが臭う」といった程度、つまりは、席を替わってもらったり、キャビンアテンダントにスプレーを撒いてもらったり、して何とかなる程度だ。
突然、ハイジャックされたり、緊急着陸したり、…近くに座っていた人が「娘が居ない!」と興奮して走り回るような事は体験していない。

したくありませんけど。

自分が設計した旅客機に一緒に乗った筈の娘の姿が見当たらず、いくら捜しても誰も「観ていない」と言い、機長以下全ての人々が「娘の存在」には懐疑的。
こんな状況で、娘を捜す母のヒステリック度はクレッシェンドする。
クレッシェンドの高まりが妖しく揺らめき、
「どっちに流れるのだ〜!」
と思わせる。

そこまでは、良い。

しかし、最終的には、失速してしまったこのフィルム、
「エアフォース・ワン」と共に飛行機映画の駄作として輝く。

不気味にもなれるし、爽やかにもなれる、こなす役の幅が広いピーター・サースガードは注目株。
悪役でないショーン・ビーンの魅力がこのフィルムを少し、救っている。
ジョディ・フォスター、ヒステリックな白人女性とその高慢さを演じてお見事である。

する事がないな〜、
暇だな〜、という夜に。
by sheknows | 2006-07-13 12:18

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