サムソンとデリラより バッカナーレ

10年以上前にロンドンへ向かう飛行機の中で聴いて、雲の上の眺めが素晴らしかったせいもあって涙が止まらなくなった事があった。出だしのオーボエソロからホルンが刻み、そこから旋律へ流れ込む感じがドラマチックで、オペラの筋も他のメロディーも豪華な出演陣の素晴らしい声もそっちのけで、この曲が流れてくるとウットリしていたのを思い出す。

中学生時分は吹奏楽クラブだった。実はそこで初めてもらった曲がこの曲。難しい曲をいきなり与えられて、当時は全然訳が分からず、ただただ与えられたパートを吹いていた。指揮者に遅れを取らないようにするのが精一杯で、ノリを作ってうねる感じなどは分からなかった。棒読みのバッカナーレ…。

改めて聴いてみると、割に分かりやすい曲想(簡単に言えば「エキゾチック」な匂いでむせ返る)である一方、ホルンの人にはとても酷な曲なような気がする。音の入りのタイミングを合わせるのも結構難しい。パーカッションが目立つ曲でもある。しかし、こんなにメリハリの利いた曲だ、指揮して気持いいに違いない。オーケストラを指揮するような機会がもし有れば、この曲を所望します。

「動物の謝肉祭」で有名なサン・サーンス作曲。全曲で2時間強に及ぶオペラの間奏(というかダンスシーンに当たるのか?観ていないので良くわかりませんが)。聴きたい場合はこの曲だけが入っているアルバムは見当たらなかったので、全曲網羅したCD2枚組のセットでどうぞ。
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by sheknows | 2005-01-18 21:11 | 音楽


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