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envy

隣のリッチマン

監督:バリー・レヴィンソン
出演:ジャック・ブラック、ベン・スティラー、レイチェル・ワイズ、エイミー・ポーラー、クリストファー・ウォーケン
2004年 アメリカ

ドロリと胸の中から吐き出される黒い感情に囚われる。

自分の視界にフィルターをかけ、
人の言葉がすんなり聞こえないばかりか
思いもしない落とし穴が必ずあり、そして、それには必ず落ちる。
やけに第六感が働くように思えても、それはほとんど勘違い。
自分の見たものは信じるけれども、一番疑わしいのは自分で見たものでもある、という常々の状況を打開出来るような事は、そう滅多と自分には起こらない。
なのに、
眼を疑うばかりのうらやむべき隣人がニッコリ笑っていたら…
分かっていても、逃れる事の難しさよ。

隣同士で仲良く家族ぐるみの付き合いをして、乗り合い自家用車で3Mの工場に出勤していた二人、空想家の男と堅実家の男。
空想家の男が思いついた発明品の開発出資を堅実な男は断る。
しかし、その発明品が大当たりし、空想家の男は一躍大金持ちに。
堅実家の男の中に渦巻く嫉妬は、矢となって…。

ジャック・ブラック&ベン・スティラーだ〜。
だが、濃厚な笑いや灰汁で楽しむフィルムではなく、やけに爽やかな成金姿のジャック・ブラックと、打ちひしがれるベン・スティラーの眉と、歩き方まで怪しいクリストファー・ウォーケンと、レイチェル・ワイズの一生懸命熱演している様を楽しむのだ。

大邸宅にメリーゴーランドや執事や9人が一度に眠れるベッド、黄色いランボルギーニを持ち、ボーリングレーンを作り、勿論プールを作り、キラビヤかで悪趣味な服を着て白馬に乗って手を振るジャック・ブラック…。ふふふ。大金持ちになっても気質が変わらない、という希有の人を演じても嫌な感じがしない、不思議。

日本未公開のこの作品、駄目邦題ですが、まあ、ご覧下さい。
特製のおいしい珈琲でも飲みながら、如何です?
by sheknows | 2005-11-26 08:10

興味のあることが次々に


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