第19回片山九郎右衛門後援会能

2016年5月29日 観世会館
墨染桜 片山九郎右衛門
善界 観世銕之丞
隠狸 野村萬斎

いや久々の能楽堂。
久々過ぎて実質は、初めてと一緒の事だった。
この年になっても、「初めて」とワクワク出来るのは幸せな事だ。

なんだか、能楽堂は、それ自体が閉じた空間。
お客も「一見さんお断り」の雰囲気。
ハードル高い感じ。

遠慮なく足を踏み入れてみたものの、
お作法が分からず難渋する事はなく、
まんまとどっぷり楽しんだ。

大鼓の亀井広忠
笛の藤田六郎兵衛
小鼓の吉阪一郎  
をはじめ、スターぞろいの舞台。

子供の頃にはその良さが全く判らなかった能の世界も
いよいよ、見れば、
意外にも、しんみりとしっとりと馴染む感覚。
緊張と緩和の操りは
落語の世界で重要と桂枝雀が言っていたが、
舞台で演じる芸事全てにおいて言えることだろう。
能楽は緊張感がずーっと続く感じがするが、それはまだ小生が初心者だからかもしれない。

アイ狂言って何かいな、と
思っていたが、そういうことか〜と学習。
いわば、1幕と2幕の「間」の狂言師の登場シーンってことなのだね。

野村萬斎の
舞台を初めて見た。
この人ならではの、キレと華がある。

トータルで5時間にも渡る公演だった。
これって普通なのか。普通なのであれば、普通じゃない。
と、土砂降りの中、帰路に着いたのだった。

あ、異世界に入るみたいな感じがして、
ものすごく楽しかったですよ、全体として。
これぞ非日常です。

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by sheknows | 2016-05-31 22:19 | 舞台

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