河井寛次郎展

柳宗悦、浜田庄司らと共に「民藝」の祖である陶工河井寛次郎の川勝コレクションの展示を観てきた。
難しい蘊蓄にはあまり興味が無いが、
河井寛次郎の作品は、鉢や花瓶を実際に使ってみたいと思わせる。

この皿に何を盛ると合うだろうか?
真っ白で丸いお菓子がいいな。
こっちは鯛の造りを盛ってみたいな。
この食篭の蓋を開けて、何が入っていたら嬉しいかな?
ビー玉のような透明の飴がぎっしり入っていたら素敵だな。
この鉢に、水を張って、紫色の花を浮かべたいな。
真っ黒な花瓶に何を生けると良いだろう?
そして何処に置くと映えるだろうか?
こんな陶板が玄関に表札代わりに掛かっているような家ないかな。
この茶碗でお茶を振舞ってみたいものだな。
小さな丸い容れ物に、さて、何を隠しておこうか?
白く葡萄と栗鼠が描かれた煙草入れから出てくる煙草の銘柄は何が良かろうか?
マーブルの壷からは、蜂蜜がとろりと出て来そう。

などと、勝手にそんな事を考えて観るのが楽しい。
非常に真剣な顔をしてマジマジ眺めているので、
ヒトはまさか、小生がそんな事を夢想しているとは思うまい。
気に入りの作品に出会うと、そんな楽しい時間が持てる。
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by sheknows | 2005-03-07 00:46 | 美術

珈琲も紅茶もお茶もお酒も好き


by sheknows